本編初回クリアの感想と実績

本編初回クリアの感想と実績(1周目ベリーイージー)

本日 2021年8月13日早朝、本編メインストーリー(PS4:キャンペーン)をNovice(ベリーイージー)でクリア。625日に購入したので、一ヶ月半掛かったことになる。中盤から残し始めたセーブのバックアップから判断して、本編の実質プレイ日数は20日くらいだろうか。平均クリアタイムは20時間前後らしいので、自分もその範囲に収まったみたい。ここに初回クリア時の率直な感想を残しておく。

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■ 初プレイ開始時の印象と難易度について
内容に関する初見視点のレビューはネット上に沢山見つかるのでさて置く。
2014年の発売当初からプレイ動画を何周(何十周?)も見ていたため、記憶の確認ゲーになるかと思ったが、動画で見るのと実際にプレイするのでは大違いだった。マップの把握や方向感覚、人物相関は実プレイの切羽詰まった状況に置かれて初めて頭に入ってきた。人間、追い詰められて発揮する能力に感心。
動画で満足勢でも映画エイリアン1〜2が好きなら後追いで実プレイする価値は十分にある。
自分は普段ゲームを全くやらないおじさんなので、恥じずにNovice(ベリーイージー)で始めたが、動画でプレイのコツを知っている人なら
下手でもノーマル〜ハードでプレイしたほうが楽しめると思う。
難易度は中途変更可能なので、心が折れた時だけ下げて進むこともできる。しかし最高難度のナイトメアを除いて難易度選択で変わるのは敵の索敵感度としつこさ、被ダメージの量、アンドロイドの硬さ、拾えるアイテム数くらいで、根本的なハードルに大きな変化はなく、進むにつれてアイテムや武器が充実すると更に体感差は縮まる(後述)。

また、
中盤辺りで操作練習&恐怖慣れを目的としてDLC(追加コンテンツ)を始めたの大きな間違いだった。こちらの方が面白くなって入れ込んでしまい、次第に本編を進めるのが義務的に感じられるようになってしまった(プレイを開始したら夢中になれるけども)。
鬼難度のDLCで鍛えられた後に本編ベリーイージーを再開すると、既にストーリーや吃驚イベントのタイミングを知っていることもあり、終盤の難関といわれるM17娯楽室往復でさえヌルく感じられ、本作の肝であるエイリアンへの恐怖感が薄らいでいることに気づいた(実際M17で一度も死なず)。原作映画を追体験する「最後の生存者 The Last Survivor」と「 搭乗員は放棄してよし Crew Expendable」は問題ないが、他の追加コンテンツは本編クリア後に始めた方がよいと思う。
終盤にかけて難易度を上げたり、過去ミッションをハードでやり直したりも試したが大きな変化は感じられなかった。
上達するほど交戦する頻度が減るスニーキング/ステルスゲームの場合、敵の体力や攻撃力が上がっても「当たらなければ(戦わなければ)どうということはない」。エイリアンと近接で相対したら即死なのは変わらないので、難易度で変わるのは略奪者・アンドロイド相手の致死率と強行突破を選択する頻度等プレイスタイルのみだと思う。
時間を空けず横道に逸れず、本編をリアルタイムに進行する中で殺されながら、徐々に成長していく正道プレイを貫くべきだったと後悔している。童貞には戻れない。

総評として「単純なおつかい作業の繰り返し」「一発即死する死にゲー」「扉を開けたり待たされたりする時間がダルい」というゲームシステムに対するレビューは否めないが、それは
ローグライク的なリプレイ性の高さと、操作中に背中から襲われる シミュレーターとしてのリアルタイム性に付随する要素で、遭遇する状況が同じように見えて毎回正解の攻略が微妙に異なるので 
攻略動画で見た通りをトレースすれば楽勝とはいかないのが緊張感を持続させるスパイスになっている。これは難易度とは殆ど関係がなく、状況を観察して突破する経路やタイミングを即判断 、Noviceでも状況判断を誤ればあっさりと死ぬ。  殺された際に「なぜ死んだか」を考察できる人は
ここから「嫌になるほど死んで、やり直し作業させられるのが面倒だった」という低評価レビューをつけている人が、「攻略で解説された通りのプレイを押し通す」または「無理矢理に突破できるまで同じことを繰り返す」スタイルの(頭使わない)プレイを推察できる。 
死にゲーには違いないが、
もし同じ死に方を繰り返すなら、このゲームのコンセプトや楽しみ方を理解していないと思う。ネット上のレビューでは特にアンドロイドが面倒でプレイを

おつかい作業はスニーキング&サバイバルランの中継ポイントやゴールでしかないので、達成してもそれ自体にカタルシスはない。「報われない」ストイック状況判断と試行錯誤に「つまらない作業で同じところを行ったり来たりさせられる」 
ボンバーマンを「爆弾で敵を全滅する単純作業」とか、格ゲーを「ボタン連打で敵の体力を削る単純作業」と言わないように

ホラーゲーム的な評価は原作映画でエイリアンXenomorphに

Mac版でも当時有志が作成したWindows用日本語化ファイルが利用できるため、ストーリーの把握は問題なかったが。キーボードはApple純正のMagicKeyboardで、マウスはMicrosoftの有線2ボタンマウスプレイしたが、慣れれば操作に支障はなかった。


初プレイ1周目終了時点の収集物はIDタグ45/50個、アーカイブログ142/151個、ノストロモログ6/10個だった。


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動画保存のためにミッションセーブからやり直したログ149を除いて、本編進行に目視範囲にあったものだけ拾っていた割には集まった方だと思う。アイテムコンプで特典映像が見られたりする報酬は一切無いゲームなので、クリア後のサルベージは自己満の達成感のみ。
ゲーム.appの内部ファイルを見たところ、特典CGやコンセプトアートの項目の残骸が残っているので、それらは最終的に不要と判断されたようだった。つまり再プレイのモチベーションを与えないストイックさは意図的なものだと解る。死ぬ思いで脱出するサバイバル&パニックホラーなので当然と言えば当然。 エンディング後に二週目のやる気が残っているようなら失敗だからだ。
エンドロールを放心状態で最後まで眺め、何事もなかったようにメニュー画面に戻された時の気分は、現実に帰還した安堵とストレスからの解放、そして虚無。ハッピーエンドではないアマンダの心境
これは幼年期に初めて映画ALIEN(1979)を見た時の精神状態と同じような気がする。その原体験があるか否かで結末の評価も変わるはず。
途中DLCで精神的にタフになったものの、動画で何周も見てストーリーを知っている人でも必ず


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